なんか最近、洗顔後にモロモロが取れるという声を聞いたので記事にしてみました。
ここに来られた皆さんは洗顔後に鏡を見てみると白いカスが残っている事ってないですか?
私もたまにあります。
特に小鼻のところに残っている場合があります。
そんな経験のある方は、その白いカスの正体を知る事で正しいスキンケア方法が見つかるかも知れません。
ではどのようなものが白いカス(ちょっと粘土状のもの)となって出てくるのでしょうか。
また白いカスはどんなものがあるか一緒に考えていきましょう。
まずはこれ。
洗顔後の白いカスは石鹸の残りカスとも言われています。
「洗顔後はしっかり洗い流している」、又は「石鹸を使用していないのに顔に残っている」という方いませんか?
私個人的には、どう考えても石鹸の残りカスではないように思えますね。
石鹸カスであれば残っていても、洗顔で洗い流されてしまいます。
もし残っていたとしても、石鹸成分なので粘土状ではなく滑りがあります。
天然クレイを使用したならば残っている可能性も考えられますが、擦ってモロモロのように取れる事はありません。
なので可能性は低いですね。
この白いカスは実は古い角質(垢)の可能性が高いんです。
古い角質は自然に剥がれ落ちてくれますが、ターンオーバーの乱れによりお肌に長く留まって落ちにくくなる事もあります。
特に年齢を重ねたお肌に起きる場合があります。
なので、白いカスは洗顔により柔らかくなったお肌から角質が剥がれたものと考える方が正しいはずです。
洗顔後に毎日出てくる方は乾燥しやすいお肌ではないでしょうか。
また白いカスが出過ぎるのは角質がしっかりと作られていない事も考えられます。
本来角質は雑菌などからお肌を守ってくれています。
お肌に必要な角質はしっかりと繋がって出来ていますので、少し擦ったくらいでは剥がれません。
だからお肌を守る事が出来ます。
ですが不揃いの未成熟な角質は形成が未熟な為、擦る事で剥がれ落ちてしまうんです。
これは役割を終えた角質にも言える事ですね。
垢だと思って、ご自身でお肌を擦ったりして白いカスを取っていませんか?
これはあまりよくありませんので、擦って取るのはやめましょうね。
未成熟な角質と古い角質との違いは、古い角質が毎日のように白いカスとなって剥がれ落ちる事はほとんどありません。
体の場合は垢となって白いカスが毎日出ますが、顔の皮膚は薄いのでポロポロ出てくるのは未成熟な角質と考える方が良いでしょう。
白いカスが出るのは石鹸を使用した後が多いです。
石鹸は基本的に洗浄力が強い為、古い角質が剥がれやすいのでしょう。
洗顔後、たまに嫁の顔に残っているのでそのままにする事もあります。
いつも怒られている仕返しだよ。
(後でしっかり洗い流してあげました)
ま、怒られるのは自分が悪いんですが...。
先に乾燥肌と記載しましたが、オイリー肌の方も出やすい場合があります。
これはインナードライ、後天性の乾燥肌の方です。
インナードライ肌は乾燥からくるものが多く、お肌を守る為に皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
知らずのうちに過剰なクレンジングや洗顔でオイリーっぽくなっている方も白いカスが出る事もあります。
メイクをしていると出る白いカスは?
これはメイクの前に使用した化粧水やオールインワンなどの成分が剥がれ落ちている場合が考えられます。
日焼け止めやオールインワンなどは膜を作る成分が配合されていますので、擦ると剥がれ落ちて白いモロモロが出る事もあります。
もしこの様な場合は、少し時間を置いてメイクを行ってみましょう。
夜の洗顔前に出てくる場合にも、これらの化粧品成分に含まれるポリマー剤の可能性もあります。
使用する化粧品の量を少なくする事でもカスが出にくくなる事もありますね。
これらを使用せずに白いモロモロが出るのであれば角質の可能性もありますので、無理に擦って取り除かないで下さいね。
(ここで記載するのは一つのスキンケア方法であり必ずしも効果がある訳ではありませんので、ご参考程度にお読みください)
白いカスが出て来る時のスキンケア、
まずは
まず、メイクは薄めのメイクにしなければ意味がありません。
しっかりしたメイクでは洗浄力の強いクレンジング料を使用しなければいけない場合もあります。
メイクをしない方がが良いのですがそうもいきませんよね。
出来れば洗顔だけで落とせるメイクの方が良いでしょう。
ポイントメイクは洗顔料では落とせませんので、専用のクレンジング料を使用します。
クレンジング料でメイクを落とすのであれば、お肌に負担の少ないミルクタイプ、クリームタイプが良いでしょう。
メイクも落ちやすいミネラル系を使用すると落としやすくなります。
しっかりメイクも落としたい場合は
オイルクレンジングですが、植物油がベースになっていますのでしっとり仕上がります。
またエステル系クレンジングオイルに比べて、お肌に優しいのも油脂系クレンジングオイルの特徴。
メイクが落ちやすいならクレンジングに掛ける時間も少なく、お肌への負担が少なくなりますよ。
洗顔もどのような洗顔料を使用するかによって洗浄力は変わってきます。
角質が未成熟なのは角質が形成されず。柔らかな状態です。
潤い成分を保つセラミドも含まれています。
しかしその未成熟な状態でセラミドを流しやすい洗顔料を使用しては意味がありません。
洗顔石鹸は優れた洗顔料ですが、弱アルカリ性である為にお肌のタンパク質を柔らかくする働きがあります。
植物オイルが豊富に含まれている場合は、洗浄力がマイルドになり乾燥しやすい肌にはおすすめですが、植物オイルベースではオレイン酸が多い為、過度な洗顔は角質のセラミドを洗い流しやすくなります。
白いモロモロが出る方は角質の潤い成分であるセラミドを多く含んでいるので、出来れば洗い流しにくい洗顔料を選んでみると良いでしょう。
ステアリン酸やパルミチン酸は皮脂を洗い流す性質はありますが、セラミドは洗い流しにくくなります。
なのでこれらを使用して洗顔をするならば、約15〜20秒くらいで良いでしょう。
酸化した皮脂を洗うくらいで十分です。
角質層が乱れたお肌には、アミノ酸系やグルタミン酸系は優しく洗い上げてくれるので、洗いあがりもしっとりします。
角質が未成熟である事が原因だった場合は、洗浄力がマイルドな洗顔料でケアしていかなければなりませんので、時間を掛けてお手入れをする事が重要です。
また皮脂崩れに強いメイクは避けて、出来るだけ時間を掛けずに洗顔料で洗い流せるミネラル系メイクを使用するのもお肌の為にはおすすめです。
クレンジング料も必要ないので、かなりお肌への負担は減らせますよ。
白いカスが出る場合に、保湿のお手入れは重要になります。
では何故保湿が必要なのか。
保湿はお肌の乾燥を少なくする工程ですが、角質が弱まっている時に乾燥させてしまうと角質形成がしっかり出来にくい事も分かっています。
またお肌の新陳代謝を促すのは水分が必要になります。
これはタンパク質を分解するのは酵素の働きが重要で、それは水分が少ないと働きが弱まる傾向にあります。
角質は形成と排出のバランスが取れていないとしっかり働いてくれないというのが分かりますね。
この為、保湿のという工程は重要であると思われます。
しかし保湿と言っても過剰に行う事はありません。
少しお肌のお手伝いをしてあげるだけで良いです。
化粧水(美容液)とクリーム(オイル)にするシンプルなお手入れで良いでしょう。
バシャバシャ付けないようにした方が私個人的には良いと思います。
過剰に保水・保湿をしても逆効果になる場合があります。
お肌の角質は排出期間であり、角質層までの水分浸透量は決まっています。
いくらでも浸透する訳ではありません。
逆にバリア機能にダメージを与える場合も有ります。
すぐに角質は形成されませんので、焦らず時間をかけて約1ヵ月くらいは行いましょう。
改善しない場合はご自身で判断せず、医療機関に相談するのもお忘れなく。
さて、お肌が乾燥している場合に補給したいのは
「セラミド」
がおすすめです。
セラミド配合化粧品はお肌に馴染みやすいのが特徴で、ヒト型セラミドは特に馴染みやすくセラミドNPやセラミドAPの化粧品を使用してみると良いでしょう。
こちらの
アルティモイストライン
は肌に馴染みやすいセラミドNP、セラミドAPとナイアシンアミドも配合されています。
また保湿だけでなく、メラニン抑制や皮脂量のバランスを整えるナイアシンアミドという美白成分も配合されており、保湿と美白のお手入れが同時に出来ます。
ターンオーバーが正常に働く事で、角質も少しずつ形成されていきます。
ターンオーバーを働かせるにはお肌の水分が重要とされていますので、保湿を行い乾燥させないのも大切になってきます。
1週間くらいでは変化が出にくいので、最低でも約1ケ月はしっかりケアしていきましょう。
乾燥はお肌のゴワつきや肌トラブルを招く場合があります。
乾燥はお肌の大敵ですね。
お肌から補給する事で、バリア機能の生成を助ける役割があります。
セラミドでなくとも、他にバリア機能を助けてくれる成分は多くあります。
セラミドが合わない方は、ヘパリン類似物質配合化粧品なども視野に入れてみましょう。
(全ての方に合う訳ではありません)
保湿をした最後はワセリンやスクワレン、美容オイルでお肌を整えます。
最後に油分で整えるのは脂性肌の方に合わない場合もあります。
その時は化粧水や美容液のみで良いかと思いますので、お肌に合ったものを使用して下さい。
保湿の段階で白いカスが気になっても擦ったりして取り除いてはいけません。
取るのはカスが出てしまって、顔に残っている白いカス(モロモロ)のみにしましょう。
白いモロモロが出る場合はご自身で取り除く様な事はせずに、放っておくのがお肌に良いものとされています。
間違っても皮のように剥がれ残っている白いカスは剥がさないようにして下さい。
それは角質の乾燥によるものですから、乾燥しないようスキンケア(クレンジングなど含めて)をしていきましょう。
保湿は滑らせるようにせず、押し込むようにつけていきます。
そのままお肌に刺激を与えず、時間を掛けて肌の状態が戻るまで丁寧なケアをしていきましょう。
本来なら角質は保湿成分が失われてくると硬いケラチノサイトとして角質を形成します。
柔らかな角質は保湿成分がまだ残っている為に柔らかいんです。
柔らかな状態の角質を取り除いてしまうと、急いで角質を作り上げなければなりませんので未成熟なものが出来上がります。
ですから垢と思わずに剥がさず、そっとしておく事が重要なんです。
個人差はありますが、擦って取り除いた後は顔がスッキリすると思ってもあまり良い行為とは言えないと思うんです。
逆にヒリヒリしませんか?
ここで記載した事が全てではありませんが、一つの目安としてお手入れを行ってみて下さい。
早くお肌の調子が戻るといいですね。
角質って必要無くなったものですが、大切な役目をしています。
では角質を作るにはお肌の新陳代謝を正常に機能させる必要があります。
化粧品だけで保湿をすれば良い訳ではありません。
規則正しい睡眠や食事を見直す等もありますが、一つの対策方法として「汗」をかく事にあります。
運動するのは面倒!ですが、お肌を作るのは化粧品では出来ないのが現実です。
汗にはお肌に必要なミネラル分が多く含まれています。
汗をかく事で、お肌の潤いを作る働きやターンオーバーを促進するなどメリットが多くあります。
これらを取り込むには良い汗をかき、ミネラル分を皮膚に吸収する必要があります。
今まで汗はかかない方がいきなり汗をかく体質にはなりません。
なのでじっくりと行って汗のかきやすい体質を作っていく必要があります。
最初はベタついた汗でも、それは老廃物が排出されている証。
排出されてサラッとしてきたら良い汗に変わってきています。
ウォーキングやランニングなどは汗をかく運動で定番です。
また簡単に行うには44〜45℃で手足を温める方法。
ただ汗をかきにくい方は汗をかくまで時間がかかる場合もありますね。
ランニングや有酸素運動の自転車なども定期的に行う事で汗をかきやすなります。
汗をかくという事は美肌作りにも繋がるので、是非有酸素運動を取り入れてみましょう。
様々な原因を見てきましたが、何か当てはまるものはあったでしょうか。
角質を整える為に重要なのは
洗顔はお肌の汚れや古い角質を洗い流す工程です。
ここで角質を痛めてしまうと整うのに時間が掛かり、後の保湿も活かす事が出来ません。
出来るだけ洗浄力が優しい洗顔料を使用して、皮脂を過剰に洗い流さないようにすると良いですね。
その後の丁寧な保湿は過剰にならないよう丁寧に。
全ての方が実感出来る訳ではありませんが、これによりバリア機能である角質は徐々に形成されていきます。
最低1ヵ月くらいは続けてみましょう。