黒ずみは毛穴を目立たせてしまったり、何となく綺麗なお肌には見れません。
毛穴の黒ずみを少なくする方法は一つだけではありませんが、その中でも酵素洗顔による方法もあります。
ここでは酵素洗顔がどのような効果が期待出来るのかお伝えしていきます。
毛穴が黒くなるのは?
黒ずみは皮脂や汚れが酸化して毛穴に溜まってしまったものです。
また、角栓という頑固なものがあります。
古い角質と皮脂が混ざって出来たものが角栓です。
これは皮脂汚れのように簡単には取れません。
皮脂汚れや角栓は黒ずみや毛穴が大きく見えてしまうので、出来る限り目立たなくしたいものですね。
角栓は無理矢理取ってもいい?
正常な状態の角栓は毛穴を雑菌などから守ってくれていますが、黒くなってしまうと必要なさそうですよね。
だからと言って毛穴パックなどで無理矢理取ってしまうのは間違いです。
いくら目立つ黒ずみ角栓でも無理矢理取り除いてはいけません。
周りの角質も一緒に取り除いてしまう為、未熟な角質が作られやすくなり再度角栓が出来てしまうんですね。
また、毛穴を雑菌などから守ろうとする為に皮脂分泌量が増加してしまいます。
これを繰り返してしまうと角栓がどんどん大きくなり、より目立ってしまう可能性もありますね。
角栓とは無理に取り除くものではなく、洗顔で排出しやすいように角質ケアをするのが正しいんです。
もちろん脂の多い食事にも気を配る必要があります。
また角栓はすぐに出来るものではなく、時間を掛けて出来ていきます。
すぐに出来たと思っていたのは毛穴に皮脂が詰まったものかもしれません。
では、洗顔料と酵素洗顔料は何が違うのか見ていきましょう。
酵素洗顔は何が違うの?
酵素はタンパク質の一種であり、体内にも含まれるものです。洗顔で使用する場合はタンパク質を分解する目的で使用されます。
酵素洗顔には
タンパク質を分解する「プロテアーゼ」「パパイン」
皮脂を分解する「リパーゼ」
が含まれています。
酵素洗顔は角栓や古い角質を取り除く作用が期待される洗顔料なんです。
洗顔石鹸でも同じじゃない?と思いますが、確かにお肌(皮膚はタンパク質でもあります)を柔らかくして汚れや皮脂汚れを落とすという事では同じです。
酵素洗顔では皮脂やタンパク質を分解する作用が期待出来るという事に違いがあります。
角栓は皮脂と角質が混ざり合ったものですから石鹸にタンパク質分解作用はあまり期待出来ません。
酵素により酸化した角栓のタンパク質と皮脂を徐々に分解していき取り除きやすいようにしていきます。
これが酵素洗顔を使用する目的です。
もちろん黒ずみにも効果が期待出来ます。
しかしここで勘違いしていけないのは、酵素洗顔料だから角栓が確実に取り除けるのでは?という事です。
酵素洗顔だから角栓が無くなるという事ではありません。
普通の洗顔料よりは角栓を小さくする効果が期待出来るという事です。
これを勘違いすると
「全く効果が無い」という事になります。
そして使用する期間です。
黒ずんだ角栓は、酵素洗顔でも時間が掛かります。
1〜2日で黒ずみが無くなるという事はありません。
最低でも2〜3ヶ月位は続けてみましょう。
さらに角栓を取り除きやすくするには角質をしっかり作っていくのも重要です。
先にも記載しましたが、古い角質が剥がれ落ちにくいのは角質がしっかり形成されていない事が考えられます。
角質を作るには食事はもちろんですが、やはり優しい洗顔と保湿が大事なんです。
これを見直す事で角質は徐々に作られていき、角栓は取れ易くなります。
早く角栓を取り除きたいから、長めの洗顔とかしていませんか。これは逆効果ですよ。
長い目で角栓と付き合っていきましょう。
酵素洗顔の使用頻度
酵素洗顔はクレンジングの後に使用するのが一般的。使用頻度は通常の洗顔料とは違い、一週間に一度から二度くらい行います。
洗顔をする時間は長く行なってもいけません。20〜30秒くらいで終わらせるようにしましょう。
これは洗浄力が強いので、肌に負担をあまり掛けないようにする為です。
黒ずんだ角栓の除去も期待出来ますが、長く洗顔していれば良いというものでもありません。
角栓ケアをする場合はじっくりと時間を掛けて行います。一度や二度の洗顔で取り除こうとはしないようにしましょう。
お肌の弱い方は、お顔全体に洗顔するよりは角栓が気になる部分のみ行うようにするのも良いです。こうする事で他の肌への負担を減らせますよ。
少しずつ目立たなくなってきたら、酵素洗顔は中止しましょう。
乾燥肌や敏感肌にも使用できる?酵素洗顔のデメリット
酵素洗顔はタンパク質を柔らかくする作用がありますので、敏感乾燥肌の方にはあまりおすすめできません。
乾燥肌の方が使用した場合は洗顔後につっぱりを感じてしまう可能性が高いです。
もし使用される場合は部分的に使用するのがおすすめです。
効果的に少し弱まりますが、乾燥肌で使用する場合には酵素配合の洗顔料もありますのでそちらを使用してみるのも良いでしょう。
酵素洗顔は通常の洗顔料より洗浄力が強いので、肌の弱い方は毎日の使用は避けねばなりません。
お肌の状態をみて使用して下さいね。
洗い上がりにピリピリしたり、毛穴が炎症して白ニキビが出来てしまう場合は使用を中止する必要があります。
また、早く取り除きたいからと言って長く洗顔してもいけません。
使用方法
通常はクレンジング後に使用します。パウダー状になっていますので、まずは手の平に取ります。量は製品により異なりますので、説明等を確認をします。
泡が立ったら顔につけていきます。
洗顔する時は泡だけで優しく洗顔していきます。この時、手で擦らないようにしましょう。
私の場合は20〜30秒くらいで洗い流してしまいます。
個人差はありますが、長く肌につけると過剰な洗顔になってしまう事もありますので、早めに終わらせる方が良いと思います。
また、部分的に使用していく方法もあります。
この方が他の部分に負担を掛けにくい良さがあります。
また酵素洗顔で角栓が目立たなくなってきたら、徐々に使用回数も減らしていくと良いでしょう。
パウダータイプは湿気の少ない場所で保管
パウダー状なので湿気の多い場所に保管するとダマになってしまいます。保管場所にも気を配る必要があります。
使用してみた洗顔料
今回私が使用したのはクリームタイプのクレイ洗顔料ですが、実はこの洗顔料には
角栓に作用が期待できる
「パパイン」
「リパーゼ」
が配合されています。
そして、お肌に優しく汚れの吸着性に優れるミネラル豊富なホワイトクレイ
「カオリン」が配合されています。
こちらのクレイは乾燥肌の方にも使用出来る天然クレイが配合されています。
(中には合わない方も居ます)
また、泡立ちを良くする為に配合されている陰イオン界面活性剤も含まれていません。
陰イオン界面活性剤は泡立ちが良く汚れを洗い流してくれますが、お肌にはあまりおすすめ出来るものではありません。
なので私はこちら「酵素配合の洗顔料」を選んでみました。
もしこれから角栓ケアをしてみたい方はこちらを使用してみてはいかがでしょうか。
ですが酵素洗顔なら必ずしもこのタイプでなくとも良いと思います。
重要なのはご自身のお肌に合うものを選ぶという事です。
是非お気に入りの洗顔料を見つけて、角栓ケアをしてみてね。
酵素洗顔のメリットとデメリット
メリット
- 毛穴の角栓の除去作用が期待できる
- ホームピーリングより作用が期待できる
- 古い角質除去や肌の新陳代謝を促す作用が期待できる
- 肌がツルツルになる
デメリット ・注意点
- 洗浄力が強い為、洗顔は短くする
- 毎日の使用は避ける
- 敏感肌や乾燥肌の方にはおすすめ出来ない
- 湿気に弱い
- 長めの洗顔はしない
正しい使い方をすれば角栓への作用が期待できる酵素洗顔。使用する時は肌状態を確認してから使いましょうね。