スキンケアってどんな方法が正しいのか分からなくなりませんか?
クレンジングから洗顔、化粧水と美容液を使ってから乳液などライン使いする方や洗顔後に乳液やクリームだけのシンプルなスキンケアまで。
その中でもスペシャルケアと言われる美容液は必要なのでしょうか。
コストもかかるし、全部の化粧品を取り揃えていたらとても続きませんね。
重要なのはご自身に合ったスキンケア方法をや化粧品を見つける事です。
美容液が必要なの?
スキンケアで重要な事の一つに
「保水」「保湿」があります。
保水や保湿をお肌に与える化粧品は化粧水や美容液ですね。
ではどちらも必要なのか、それともどちらかで良いのでしょうか。
化粧水と美容液を両方、またはどちらかのみを使用する方が良いなど、どれが正しいのでしょうか。
これはどちらも間違いではありません。
重要なのは「お肌に合わせて使用する」という事です。
お肌に合わせて使用するとは?
お肌は乾燥肌や敏感肌、脂性肌などその方によって変わってきます。
なので美容液だけが必要か、化粧水だけが必要かという事は言いきれないんですね。
あまり答えになってないので、例えば乾燥肌の方。
お肌が乾燥するのは角質層の潤いが無くなる為ですよね。
乾燥するので化粧水と美容液をたっぷり使用して保湿するから大丈夫、という訳ではないのです。
お肌に与えた水分は多く使用した分だけ浸透(角質層まで)される訳ではなく、殆どが蒸発します。
しっとりするくらいが目安です。
また、若い頃は潤い成分や皮脂分泌が活発(この限りではありません)なので、本来美容液は必要ないんです。
お肌の自然な再生能力に任せ、少量の化粧水(美容液)のみを使用して油分(ワセリンやスクワラン)などで乾燥しにくいよう保護してあげるというシンプルなスキンケアという方法もあります。
もしくは化粧水も必要なく、油分で保護するだけがお肌に合うという方も居ます。
化粧品のライン使い(化粧水、美容液、乳液、クリーム)という方も居ます。
また乾燥肌になっているのは、クレンジングや洗顔の方法が間違っているなどで引き起こされている場合もあります。
この場合はスキンケア方法を見直すなどで、乾燥しにくくなる事もあります。
今まで化粧水と美容液、クリームなどライン使いしていたのがどれか一つで良くなったという事もありますね。
美容液と化粧水の違いは水溶性成分か油溶性成分が多く含まれている違いと、配合濃度の違いにあります。
水分を補給したい方は化粧水を使用し、油分で仕上げ。
美容液だけで使用するのが不安な方は、水分と油分の両方を含んだものが良いですね。
油分だけが多い美容液だけでは乾燥を感じるかもしれません(保水が出来ていない為)。
最後はオイルやスクワランなどで仕上げするくらいで。
美容液は皮脂分泌が衰えてきた方や年齢を重ねたお肌向けです。
通常は化粧水とクリームやオイルだけで良いのです。
個人的な結論からすると美容液は直ぐに必要ではありません。
そして気付いた方は多いかと思いますが、ここまで化粧水(美容液)とオイルだけのシンプルなお手入れをおすすめしてきました。
どうしてシンプルなお手入れが良いのでしょうか。
シンプルなスキンケアをおすすめしたい理由
スキンケアの方法って人それぞれ違います。
化粧水と美容液が必要な方や化粧品は何も使用しないスキンケアなど方法は様々。
ここでは
シンプルなお手入れ
について考えてみたいと思います。
(全ての方に合う訳ではありません)
私はシンプルなケアをおすすめしていますが、これは個人によりお肌のお手入れ方法が違ってきます。
ご参考程度に読んで頂ければと思います。
何故シンプルな方が良いのか。
これはお肌がターンオーバーにより新しく生まれ変わります。自然に生まれ変わるチカラを持っているんですね。
スキンケアで重要なのは自己修復機能を高める事にあります。
皮脂もお肌を守る為に分泌されています。
よく乾燥すると言う方がいますが、様々な要因の中で過度な保湿があります。
お肌は新陳代謝によって潤い成分も生成しています。
しかし本来なら潤い成分を生成しなければならないはずが、外部より潤いが与え続けられれば作り出す必要もありません。
保湿とはお肌が乾燥しないように一時的に潤いを与える事であり、バリア機能である皮脂膜が作られるまでの代わりが美容オイルやクリームの役目。
そこに美容成分が含まれていれば、それらがお肌を整えてくれるよう働きかけます。
後はお肌自身のチカラで潤いを作りだします。
保湿を行うというのは、ほんの少しお肌の手助けをしてあげるだけで良いのではないでしょうか。
例えば化粧水を使用するのなら、洗顔後に1円玉くらいに取って塗り広げます。
冬などの乾燥しやすい時期にはもう少し多くても大丈夫です。
すぐになくなりますか?それで大丈夫です。
化粧水はお肌に吸収されない分は蒸発します。
乾燥すると思わず次にクリームか乳液、美容オイルなどで蓋をしてあげましょう。
お肌に合うものを使ってください。
4ステップだったお手入れを2ステップにするだけでも違いを感じられるでしょう。
ただしこの場合は急に減らすのではなく、少しずつ減らしていくのが理想です。
急に減らすとお肌が変化に対応出来ませんので、肌トラブルを引き起こす事もあります。
シンプルですが、このようなお手入れでもお肌に合っている方なら十分です。
私は美容液(もしくは化粧水)の次に美容オイルのみのシンプルケアです。
(ニキビなどが出来やすい方に美容オイルの種類により合わない場合があります)
この他、手軽に一度でスキンケアが出来るものはありますよね
それがオールインワンゲルです。
化粧水、美容液、クリームなど全てが行えるといったらこれしかありません。
時短にもなりますし、コスパは良いですよね。
しかしそちらのオールインワン化粧品も良いのですが、あまり成分が含まれていない方がお肌には良いと考えます。
保湿はなぜ必要?
では何故保湿が必要なのでしょうか。
通常皮膚は弱酸性に保たれて雑菌などから守られています。
これは皮脂があるからこそなんです。
逆に乾燥したお肌はアルカリ性に傾く為、常在菌の黄色ブドウ球菌などが繁殖しやすくなりお肌が荒れる場合もあります。
また乾燥で皮脂膜や角質層が乱れていれば、お肌への刺激も感じやすくなってしまいます。
保湿は一時的ではありますが、潤い成分の蒸散を抑制し、皮脂膜に近い成分などにより保護する事でお肌を守る大切なケアです。
特に潤い成分の生成が乏しくなる年齢を重ねたお肌には重要な工程です。
逆に皮脂分泌量が多い方は過度なクリームも美容オイルケアも必要は無いと考えます。
がっつりお手入れよりもシンプルなお手入れというのは一つの方法ですが、私個人的にはお肌のバリア機能回復の手助けと考えています。
化粧品を使用するのとしないのでは、やはりツヤや張りが違う気がします。これも保湿というお手入れによる違いだと思います。
ただお手入れを辞めてしまえば、元に戻った気がするのは私だけでしょうか。
保湿をするのは大切だと改めて思える瞬間です。
角質を整える事が重要
角質が整っているか、そうでないかでお肌の見た目も変わってきます。
美肌に見えるのは、この角質が整って水分と油分のバランスが取れている状態です。
角質にはバリア機能の役割がありますが、この角質が乱れている状態というのは
- 角質が剥がれかけている
- バリア機能の乱れでお肌が荒れている
- 角栓や黒ずみが目立つ
などがあります。
もちろんしっかりしたお手入れをしていても、お肌が乱れる事はあります。
ですが、角質をしっかり整えるという事は上記に記載した肌トラブルを少しでも軽減できるという事でもあります。
角質は何層かで形成されていますが、過剰な洗顔や過剰な保水、保湿によりしっかりした角質が作られない事もあります。
上記の肌トラブルは未熟な角質が形成されて引き起こされる事が多くあります。
しっかりしたクレンジングや洗顔をしていても、実は角質を必要以上に傷つけていた。なんて場合もあるんです。
角質は無理に取り除くものではなく、自然に剥がれ落ちるようにサポートしてあげるものです。
その為には適度な「保水や保湿」が重要になってきます。
ここでサポートしてくれるのが、美容液や化粧水なんです。
様々な成分も配合されて、保水や保湿をしてくれます。
成分量は微量でありますが、長く続けていく事で角質層を整える働きや乾燥シワを目立たなくするなどの作用が見込めます。
ただ成分によりお肌に合わないという方がいらっしゃいます。
万人向けに作られている化粧品はありません。
ですが美容液や化粧水を使用しないよりは、お肌に合ったスキンケアをする方が抑制効果が高いと考えます。
スキンケアはクレンジングから始まり保湿で終わる工程。
間違ったスキンケアをしていてはお肌を痛めるだけの逆効果になってしまいます。
もちろん過度なクレンジングや洗顔をしてはいけません。
しっかりスキンケアをしても、これを見直さない限りはお肌の角質を痛めてしまいます。
なかなか乾燥肌(後天性)や黒ずみが治らない方は、保水や保湿を適度に行いながらまずはクレンジングや洗顔を見直してみましょう。