ホームピーリングはしないほうがいい?使う時の注意点


お肌の新陳代謝が悪くなれば、古い角質は剥がれ落ちずに溜まっていきますし、シミやクスミの原因にもなります。 


年齢を重ねてくると更に感じやすくなります。


そんな時に行ってみたいのがピーリングですよね。


でもピーリングってお肌に良いの?それともピーリングはしない方が良いの?かをお伝え出来ればと思います。

ホームピーリングで期待出来る効果は?

ホームピーリングはその名の通り、自宅で行うピーリングになります。


その為、配合されているのはお肌に優しいアルファヒドロキシ酸が主です。


これらはリンゴ酸やクエン酸、乳酸などと表記されています。


お肌を柔らかくする効果が期待出来ますので、古い角質が剥がれやすくなるという訳ですね。


美容クリニックなどで行うケミカルピーリングとのは違い、かなり薬剤の配合料が抑えられています。


クリニックのような効果は得られないのがホームピーリングです。


では全く効果が無いの?


ホームピーリングはお肌のゴワつきが気になる方におすすめな方法です。


年齢を重ねる事で起きてくるお肌のごわつき。


ピーリングをする事で古い角質を取り除き、ターンオーバーを促す事でお肌を整える作用が期待出来ます。


ピーリングを行った後はお肌が滑らかになる方は多いようです。
 

また通常の洗顔では落ちにくい古い角質を取り除く事で化粧水や美容液が角質へ浸透(浸透は角質層まで)するのを助けてくれます。

 
古い角質が剥がれ落ちれば、角質が薄くなっているのでお肌がワントーン明るくなるなどの作用も期待出来ますよ。


これは新しい角質は透明感を感じさせるので、お肌が少し明るくなったかな?と感じるという事ですね。


しかしながら全ての方がこのように感じる訳ではないので、角質がしっかり作られていない方にはデメリットの場合もあります。
 

ピーリング時の注意点

ピーリングはお肌の救世主!だけではありません。


もちろん間違った使い方をすればお肌に良くありません。


ピーリングを使用する時の注意点は
  1. 頻繁に行わない
  2. 肌質が弱い方は使用しない
  3. 長く擦らない
が挙げられます。


洗顔する時と同じような事ですね。


頻繁に使用する(例えば毎日)。


これはお肌がガサガサになる場合や赤みが出る場合もあるので、絶対にやらないで下さい。


もちろん平気な方もいらっしゃるかもしれませんが、毎日のように無理に角質を剥がす必要はありません。


角質は本来自然に剥がれていくものです。


お肌の働きをピーリングにより邪魔する事で、本来の角質が作られなくなってしまいます。


お肌が弱い方。


お肌が弱いと言っても様々ですが、痒みがすぐに出る方や化粧品を使用して痒みや赤みが出る方も使用を控えましょう。


過剰なクレンジングや洗顔で乾燥しやすくなっているお肌は、まず角質をしっかり作ることが大切ですよ。


カサカサしているからピーリングで何とかしようと思わないで。


長く擦る方。


もうやめて。


ピーリングで長く擦っても肌はキレイになりません。


むしろ正常な角質にダメージを与えて、更にお肌がカサカサや赤みが出ます。


長く擦れば良いものではありません。


ピーリングの頻度はどの位で行う?

ホームピーリングは効果が弱いからと言って、毎日や2〜3日おきに行うと肌を痛める可能性がありますので注意。

 
人によりお肌の生まれ変わりは違いますので、お肌がごわついたり化粧品の浸透が悪いと感じた時に使用するようにします。


角質層は通常、毎日のように剥がれ落ちますので頻繁に行う必要はないという事です。


その中でも角質が剥がれ落ちにくい肌質の方もいます。


それでも顔の皮膚は薄いので、角質が剥がれ落ちず溜まり続けるという事はありません。


もしお肌のゴワつきや化粧品の浸透やノリが悪いと思う場合は前回ホームピーリングした日から約30日後くらいで問題はありません。


一週間に一度という方もいらっしゃると思いますが、洗顔をしていればそれ程気にする必要は無いと思います。


古い角質は通常の洗顔でもある程度は洗い流されるからです。
(もちろん残ってしまう場合もありますが)


その為、頻繁にピーリングを行っても角質にダメージを与えるだけで効果は得られないのです。


ピーリングは古い角質を除去する効果が期待できるものなので、使い続けてお肌がキレイになっていくものではありません。


頻繁に使用すれば、むしろお肌を痛めるだけです。

 
新しい角質層はしっかりと潤いを保って、お肌を守っています。

 
これを無理に取ろうとすれば、お肌をキレイにするどころか未熟な角質を作ってしまう原因にもなるんです。


それは良い角質が取り除かれると、早く修復しようとするから。

 
なのでピーリングを行うのは何日ごとにという事ではなく、本当にごわつきがあり化粧品の浸透が悪いのかを見極めて使う必要があります。


頻度は約1ヶ月から2ヶ月くらいに一回で良いと思いますが、必要なければ行う必要はありません。
 

使用する年齢はターンオーバーの乱れる30代中〜後半ぐらいがおすすめです。


当然ながら若い頃は使用する必要はほとんどありません。


ではピーリングの順序について。

 製品により変わる場合もありますが、殆どのピーリングは
  1. クレンジング 
  2. 洗顔 
  3. ピーリング
  4. 化粧水 
  5. 美容液 
の順番で行います。中にはピーリング後に洗顔する製品もあります。 

私は個人的な考えですが、ピーリングの成分(カチオン界面活性剤)をお肌に残したくないので、ピーリング後に軽く洗顔をする方がお肌には良いと思います。
  1. クレンジング
  2. ピーリング
  3. 軽く洗顔
  4. 化粧水
  5. (美容液)
  6. クリームや美容オイル

乾燥肌に使用出来る?

乾燥肌は過度なクレンジングなどによりバリア機能を失い、潤い成分が外へ出てしまっている状態です。


または潤い成分が生成されにくくなってきているか。


カラダの内側から潤い成分は作られます。


これにより肌が過敏に反応してしまう事を一般的に敏感肌と呼んでいます。


ゴワつきも同じ乾燥からくるものですが、これは古い角質によるカサカサの状態でありバリア機能が失われている訳ではありません。


しかし、乾燥敏感肌は角質が乱れていますので無理にピーリングを行うとお肌に負担が掛かってしまいます。


乾燥敏感肌の時にピーリングはおすすめしませんし、まずは保湿する事を心掛けてバリア機能の改善を目指してみましょう。


過度なスキンケアは必要ありませんが、保湿はお肌のバリア機能が整うのを手助けしてくれますので、角質が乱れている方はまず保湿を行うと良いでしょう。    


ゴワつきを感じ、化粧水や美容液などの角質層への浸透が悪い時はピーリングを正しいやり方、肌状態に気をつけて行ってみましょう。

ピーリングの種類

販売されているピーリングの種類はジェルタイプ、石鹸タイプがなどがあります。

 
ジェルタイプ
ポリマー粒子などで古い角質を取り除くものが多いです。


効果は強い方なので毎日の使用や擦り過ぎなどは敏感肌や肌荒れを招きます。

 
ゴマージュ
こちらは植物の種などを細かく砕いたもので古い角質を取り除きます。


主にクリームなどに配合されているので、優しくマッサージする事で古い角質を取り除く働きがあります。


天然成分により角質をケア出来るので、ピーリングよりもお肌には比較的優しくなります。


しかし種子や殻によるものなので、擦り過ぎはお肌への負担となります。

ピーリング後はデリケートな肌になる

薄くなった角層は刺激を受けやすい状態にあります。

また、日光をすぐに浴びるとシミになる可能性は高くなります。

ピーリングを行なった後はすぐに化粧水、美容液でケアをします。

外出される場合はUV対策が必要になります。

日焼け止め、UV下地、美白化粧水や美白美容液が有効です。

アフターケアを怠るとせっかく綺麗になった肌が台無しになってしまいますので、ピーリング後は肌がデリケートな状態という事は覚えておきましょう。

簡単に言うと日中は行わない方がいいですね。

ピーリングを使用しない方が良い時は?

ホームピーリングを行う際にはしっかりと肌の状態を確認してから正しい方法で行いましょう。
 
また、本格的に行う場合はクリニックに相談してみるのも一つの方法です。
 
 
次の方におすすめ
  1. お肌が乾燥してゴワゴワする
  2. 化粧品の浸透が悪い
  3. 30代から40代の年齢を重ねた方
 
しかし次に当てはまる方にはおすすめしません。
  1. 乾燥敏感肌(刺激がある方)
  2. 月経前
  3. 妊娠中
上記の方はピーリングを控えましょう。

 
私は擦り過ぎてピリピリした経験があります。

 
古い角質は剥がれ落ちずに残っている垢です。

 
ピーリング剤はポロポロ落ちるのが魅力ですが、これはポリマー剤によるもの。


またカチオン界面活性剤によるものなのか、古い角質に働き掛けるように作られています。


というのも最初にピーリング剤を使用するとすぐにモロモロが出てきますが、二回目に同じ場所に使用してもあまりモロモロは出ません。


カチオン界面活性剤は古いタンパク質に反応するとも言われていますから、それでモロモロが出るのかな。


むしろ2回擦ったところがヒリヒリします。


少しはポリマー剤によるものなので白いモロモロは出ますが、この界面活性剤により多少の効果はあるのかなぁと勝手に思っています。
 
 

ピーリングの他にも角質ケア出来るのは?

ピーリングやゴマージュを使用しなくても、角質ケアが出来る方法があります。


それは洗顔石鹸と酵素洗顔があります。


角質はタンパク質で出来ています。


酵素洗顔にはこのタンパク質分解成分であるプロテアーゼが配合されている場合があります。
(皮脂に作用するリパーゼのみの場合もあります)


このプロテアーゼの働きにより古い角質は徐々に取り除かれていきます。


しかしながら正常な角質にも少なからず影響がある為、長い間の使用はしない方が良いかもしれませんね。


では洗顔石鹸はどうなんでしょうか。


角質はタンパク質ですが洗顔石鹸はアルカリ性である為、角質を柔らかくする働きがあります。


角質が柔らかくなれば、古い角質が洗い流されやすくなります。


ピーリングや酵素洗顔よりも作用する働きは弱まりますが、お肌への負担は少なくなります。


おすすめは泡立たない洗顔料。


しかしながら乾燥肌のような角質が乱れたお肌にはピーリング剤同様、使用しない方が良いですね。


またウォーターピーリング器で汚れを浮かせて古い角質も取り除くという方法もあります。


日にちが経ったメイク汚れは取り除きにくいので、ウォーターピーリング器を使用する事で浸透が良くなる場合もあります。


また、アルカリイオン水のミストによりメイク汚れを浮かせて取り除くという角質ケアもあります。


こちらはエステ専売のものなどありましたが、ご自宅でのお手入れも出来るようになりました。


ピーリングよりもお肌に負担が少ないのでおすすめです。

ピーリングはしない方が良いのか

これは私個人的な考えですが、家庭で行うピーリングは無理に行う必要はないと思います。


 

基本的にお肌の角質層は自然に剥がれ落ちるものです。


 

たとえ剥がれ落ちずにある程度残っていたとしても洗顔等で洗い流されてしまいます。


 

ピーリングによって化粧品の浸透が良くなったり、お肌が明るくなったりする事はあります。


 

ですが何故無理に取り除かなければならないのでしょうか。


 

洗顔後でもお肌は白く見えることはありますので、ほぼそれと同じです。



ピーリングをするよりも日頃の洗顔で充分に古い角質は洗い流す事が出来ます。



洗顔石鹸を使用してみて下さい。



洗顔石鹸は洗顔力が強めですが様々な種類があり、ピーリング石鹸や乾燥肌向け植物オイルベースの無添加洗顔石鹸まであります。



肌に合わせて洗顔石鹸を選ぶ事で、お肌へ最小限の負担でターンオーバーを促す事が出来ます。

 


長めの洗顔は必要ありません。



目的は酸化した皮脂や古い角質を洗い流すだけ。



ごわつきが気になる方は泡を顔に乗せて、30秒程経ってから洗い流す事でも古い角質に働きかけてくれます。



擦るのも必要以上にしなくて大丈夫です。



また毛穴の汚れを取りたいので、長めにを洗顔すると肌が荒れる場合もあります。



メイクの汚れはクレンジングで行いましょう。

 


ピーリング剤は素早く角質を浮き上がらせてくれるので、ゴワつきが気になる場合や化粧水などの浸透が悪い場合は使用してみて。



ちなみに毛穴の黒ずみとかにはあまり効果ないかも。



ホームピーリングをするなら2週間か1ヶ月に一回くらいで十分ですよ。



お肌を大事にして下さいね。


おすすめ洗顔料

泡立てないオーガニック洗顔料

イルチはエステサロンでも使用されているハンガリー生まれのエステティックブランド。


 

泡の立たない洗顔料を使用した事がありますか?洗顔料は泡が立つ方が良い訳ではありません。泡が立つのは界面活性剤が含まれている為。


 

泡を立てない洗顔料でお肌の汚れが取れるのかな?と思いますよね。


 

むしろ界面活性剤を含まない洗顔料の方がお肌に優しく、必要な皮脂も余分に洗い流しにくいのです。


 

ブラックソープは天然の石鹸成分を含んでいますので、界面活性剤とは違い優しく汚れを洗い流してくれます。


 

古い角質も洗い流す作用が期待でき、ピーリングした後のようなスベスベ感を与えてくれます。 

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ただ、湿気の多い場所での保管はしないようにしましょう。