FXを始めるのが怖い?目標設定をして実戦に近いトレードで練習してみよう


FXって負けると大きく損失を出しそうで怖い。という方も多いと思います。


当然ながらFXは投資なので、利益も出れば損失も出ます。


FXを始めたいけれど、万が一大きな損失を出したら取り返しがつかないのでなかなか始められないのも事実です。


私もその一人でした。


そんな不安な方に体験を交えて、FXの楽しさや楽しみ方をお伝え出来ればと思います。

FXってなに?

FXは外国為替証拠金取引で、海外通貨と日本円などを組み合わせて取引した差額が損益となる投資です。


証拠金(預ける金額)により、少額でも大きな取引が出来るのも魅力の一つです。
(レバレッジは最大25倍)


取引をするには口座開設が必要ですが、口座開設は無料で出来るので始めやすい投資と言えます。

FXを始めるのは不安がある?

FXは本来なら投資目的として長く続ける必要があります。


また実際の資産を運用するので損益も発生します。


その中でも不安に思うのが「大きな損失」です。


私も最初は始めるか迷ってました。


FXは確かに運用しやすさや始めやすさから大きな損失が出る事もあります。


しかし計画的に運用したり、自制心があればそれ程に熱中せずに続けていけますが、これが崩れてしまうとギャンブルになりかねません。


なのでFXを楽しむ為には、このくらい損失を出したら止めるという事を決める事です。


逆に目標利益を決めて達成したらその日は止める事です。


私は大きく利益を出すというようなFX運用はしていませんので、これだけ損失を出したら取引を停止するように自制しています。


その日は損失ですが、大きな損失を出さずに止めているので気持ち的にはそこまで落ち込まないと思います。


ただ損失をだしてからが投資の怖いなと思うところです。


どうしても損失を出してしまうと、それを取り返すように何度も取引を繰り返す事です。


FXはすぐに取引が出来てしまうので、証拠金が有れば何回でも始められます。


そうやって今度はレバレッジを上げて損失を増やしてしまう事がとても危険なんです。


私も損失を取り返したいと思い何度も繰り返した事があります。


ただその時には損切り(損失をしていても自分から決済する事)を行っていたので、それ程までに酷くは無かったのが救いです。


熱中し過ぎてしまい、損失も取り返すようになってしまうのは大変怖いです。


損失をしても早めに決済すれば良いのです。


取り返そうとしてレバレッジを上げる事や何度も繰り返し行う前に一度冷静になって考える事です。

FXを楽しむには?

FXは自宅に居ながら簡単に取引が出来ます。


なので仕事から帰ってきて空いた時間など、もしくは休日に少し行うなどすぐに始められます。


個人差はありますが、私がFXで楽しいと思う事はやはり利益が出た時です。


少額でも利益が出ると嬉しいものです。


私の場合の少額とは3千円とか5千円とか小遣い程度です。


上級者は稼ぐ額が違うと思いますが、初心者の私はこのくらいで十分楽しんでます。


この利益が出た分はまた次回の時に投資しています。


まあ、損失が出たとしても5千円くらいで決済させています。


為替レートもリアルタイムで動きますので、どの程度に下がったら買うかどのくらいに上がったら売るか計画してる時も意外に楽しいのです。


のめり込む程にFXの取引ははしていませんので、気分転換やちょっと小遣いが欲しい程度で運用しています。


もちろん何も知らずに始めた訳ではなく、知識は付けてからFXの口座開設をしました。


口座開設に料金は掛かりませんし、辞めたい時はすぐに解約も出来ます。


FXで生活するとなれば精神的にもお金にも余裕が無くなりますので、お伝えしているのは仕事をしながらFXをする!という方が合っているかも知れません。

FXは取引するのが難しい?

FXでは難しいワードが出てきますので、ある程度の意味を理解しておく方が取引はスムーズです。


取引をするには口座開設が必要ですが、その他に
  • 必要証拠金 
  • ロット(lot) 
  • レバレッジ 
  • 為替レートの見方 
  • 注文方法 

始めるには最低限これだけ覚えておくとFX運用が分かりやすくなります。


どのような意味を持つのかご説明していきますね。

必要証拠金

必要証拠金は取引する為のお金です。口座に入金した金額から取引中に引かれて運用するお金です。


この証拠金が多ければ大きい取引が出来て、少なければ小さな取引になりロット数と為替レートに関係してきます。


例えば入金額(口座にあるお金)が10万円とします。


ロット数は1ロット10,000通貨です。


為替レート(ここでは1ドル=100円にします)やレバレッジ(基本25倍固定)によって変わりますが、


1ロット4万円(計算は省きます)の証拠金が必要になり、10万を預けているので、2ロット(8万円 20,000通貨)まで取引可能です。


入金額が20万円であれば4ロット(証拠金16万円)まで取引が出来ます。
(実際にはもう少し余裕を持った入金額が必要)


このように口座に預ける金額が多い程、大きな取引が出来る訳です。


少し難しくなってしまいましたが、証拠金は自動で計算されます。


証拠金は入金額から差し引かれて運用しますが、取引が終了(決済)すると入金額(口座)に戻ってきますので安心して下さい。

ロット(通貨単位)

ロットは取引通貨の単位になります。


単位なので1ロット(10,000通貨)や0.1ロット(1,000通貨)があります。


通貨は取引する通貨量で1ロットが最低取引通貨量になりますが、FX会社により上記の0.1ロットも選択が出来ます。


最低取引通貨量はFX会社により変わってきますので、この通貨量が低ければ口座に預ける金額(必要証拠金)も少なくて済みます。


逆に最低取引通貨量が大きければ口座には多く預ける必要があります。


この取引する通貨量が大ければ損益は大きくなり、通貨量が少なければ損益も小さくなります。


FX会社を選ぶ目安としてこの最低取引通貨量を見て選ぶと良いでしょう。

レバレッジ

レバレッジは少額でも大きな取引が出来るというものです。(個人の場合は25倍固定が多いです)


例えば10万円の証拠金で10000通貨取引した場合(1ドル100円とした時)はレバレッジが10倍となります。


少し大きな金額なので最初は無理かと思われます。しかし為替レートが0.1円変動した時は損益が1000円となります。


1000通貨取引した場合は100円の損益になります。


このように取引数量や大きな変動に気をつければ通常の取引が出来る事はお分かりいただけたかと思います。


ただし取引数量を多くするには証拠金も多く必要なので、そちらも準備する必要があります。


レバレッジは自動で計算される(個人は25倍)ので自身で行う必要はありませんが、今どのくらいのレバレッジが掛かっているのかを見るだけになります。


なのでいきなり大きなロット数を取引をせずに少額からコツコツと行なっていくのがおすすめです。


どうしても熱中すると大きく取引をしてしまいがちですが、冷静になって行わないと大変な目に合う可能性があります。


これがFX運用の始めにくい部分であり、注意点です。

為替レートの見方

為替レートは頻繁に動きがあります。


初めて見ると何がなんだかサッパリです。


私は為替レートの見方や分析方法についてあまり詳しくありませんが、ある程度見方が分かれば私のような初心者でも取引が出来るんです。


為替レートはこのような取引画面で
買値(Ask)や売値(Bid)を選んで取引(注文)をします。


ちなみにFX会社により多少の違いがあります。


取引の仕方はまず新規注文を選んでから買値か売値を選択します。


その後にロット数を選び、チャート画面(後にご説明します)を見ながら注文をするだけです。


簡単な流れはこんな感じです。


FXの注文方法は様々ありますが、通常は「成行」という方法です。


成行は現在のレートで好きなタイミングで注文する一般的で良く使用される注文方法。


ではタイミングとはどのような時なのかと言うと、チャート画面を見ながら注文をします。


チャート画面はこんな感じ
最初はローソク足を見ながら注文をしました。


ローソク足は赤と青のバーをローソク足と呼んでいます。

赤いローソク足が買値で円が高くなる(円安になる)と上に上がります。


青いローソク足が売値で円が安くなる(円高になる)と下に下がります。


この画面を見ながら注文をするのですが、どのタイミングでという正解はありません。


簡単にお伝えすると買いを優先する場合、目安として青の売値注文のローソク足が下に下がりきった時を見越して(もしくは上がった時)に注文を出し、バーが上がってきたら決済する(売る)というような感じです。
(必ず赤いローソク足が上がる訳ではありません)


取引の上手い方はこのローソク足以外(テクニカルチャート等)を見ながら先読みして注文しているのですごいですね。


私も難しい取引は出来ませんが、大きく稼ぐ事は行わないので成行注文やIFO注文を優先的に使用しています。


ただ長くチャート画面を見ているのが嫌だと言う場合にはIFO注文が役立ちます。


注文方法については別の記事を参照頂くか、他の方も詳しく書いてあるので参考にしてみて下さい。

FXの練習をする事が出来る?

FXを始める前には覚える事もあり、意味の分からない単語もお伝えしてきました。


やはり実際にチャート画面や為替レートの画面を見る方が覚えやすくなります。


しかしいきなり口座開設にはハードルが高すぎる!と言う方も居ますよね。


私もチャート画面を見ながら取引の方法を覚えていきました。


実際のレートを使用して取引をしますので、取引のタイミングや注文方法を試せます。


私は口座開設の前にかなり練習しました。


口座開設をするのは慣れてからでも遅くありません。


納得いくまで勉強すると良いかなと思います。


では口座開設をせずにチャート画面を見るのかと言うと、FX会社によってデモトレードが出来るところがあります。


デモトレードと言っても簡単な注文方法や簡易画面かなと思いましたが、本格的なトレードが可能なんです。


証拠金も仮想に用意されたものなので、実際の損益にはなりません。


しかも無料で使用が出来るので口座開設までに十分なトレーニングが出来ます。
(トレーニングをしても必ず利益が出る訳ではありません)


パソコン専用のタイプやスマホで出来るなど自身に合ったものを選んでみて下さい。

FXを楽しむにはのめり込まない

先にお伝えしましたが、FXは投資でありギャンブルではありません。


ただ1度利益を得てしまったり、損益を出してしまうと何度も取引をしてしまいます。


これは私も同じです。


しかし過剰にのめり込んでしまうと、止め時を見失ってしまうのがFXの怖いところですよね。


まず目標計画を立てるという事が重要かと思います。


しかし自身で計画を立てると言ってもどのようにすれば良いのか目安にしてみて下さい。
  • 入金額を決める
  • 1日の目標損益を決める

入金額を決める

入金額(口座に振り込む金額)を決めるという事は資金としてFXに投資するという事になります。


この資金が50パーセント以下になったら取引を一時中止するなど目標を決めます。


入金額は取引したいロット数を決めておくと必要な証拠金の目安が分かります。


例として1ドル=150円の場合、最低ロットが1ロット(10,000通貨)の取引でも約60,000円くらいの証拠金は必要です。


0.1ロットの取引でしたら6,000円になります。


証拠金は入金額から引かれますので、余裕を持った入金額があると良いです。


これは損失が出た場合に入金の追加やロスカットがある為です。


利益が出ていれば良いのですが、マイナスの場合には入金額から含み損と証拠金を引いて決済した金額が入金額となります。


買い注文を例にして
入金額が70,000円で1ドル=150円、1ロット(証拠金60,000円)で取引した場合、1ドル=148円まで下がると損失が20,000円、証拠金は59,200円になり追加が必要になります。


これは入金額より損失が大きくマイナスになっています。


決めた入金額を下回ってしまったので9,200円以上の追加をしなければなりません。


これはあくまでも例ですが、マイナスが大きくならない部分で損切りをする、またはロット数の調整をご自身の資金に合わせて行うようにします。


もし1,000円や2,000円の損失ならまだやり直しが効きますので、損失が大きくならない内に決済しましょう。

1日の目標損益を決める

1日に取引を行う金額を決めて、さらに損失しても良い金額を決めてからFXの取引をする事で時間を有効に使う事が出来ます。


入金額を決める事と似ていますが、これは必要な証拠金や取引をするロット数に合わせます。


1日の目標を決める事は、決済した損益でその日は止める目安にします。


この日はいくらマイナス、もしくはいくらプラスしたら取引をしない事で損失を防ぐ事が出来ます。


もしかするともう少し利益が出たかも。と思ったとしてもその日は終了する事が大事です。


私はもう少し取引して利益を稼ごうと思い、取引をしたらマイナスとなりました。


さらにマイナス分を取り返そうと何度も取引をして利益もありましたが、結局は損失を増やしてしまいました。


FXは上手に運用すれば利益も出せる投資ですが、間違えれば損失もすぐに出ます。


目標設定をしただけでは利益を出せない部分もありますが、私のような間違いをして欲しくないので止めるところではしっかり止める事をして欲しいと思っています。

注文方法を成行注文ではなくIFO注文にしてみる

基本的な注文は成行注文で、買値より高値なら売る、売値より安値なら買うというのがFXの取引方法です。


ただこの注文方法だと常にチャート画面を見ていなければなりません。


時間が許せるならこの成行注文でも良いのですが、仕事で働いているとなかなか難しいですよね。


そんな時に活用してほしいのがIFO注文です。


IFO注文なら設定した金額になると自動で買いや売り注文を出し、希望の金額になると決済や損切りを自動で行ってくれる注文方法です。


ちょっと難しそうに思えますが、設定だけしておくとチャート画面を見ていなくても設定した分だけ自動で取引をしてくれるので便利です。


損益は見るまでドキドキしますが、そんな時間を楽しんでも良いのではないでしょうか。

目標設定をしたら実戦に違いデモトレードをしてみましょう

目標設定をしてもやはり実戦無くしては利益の出し方も分かりませんよね。


私も結構お世話になったのが実戦に近いデモトレード。


こちらはFX会社により期間や使いやすさは変わってきますが、様々な取引方法やチャートの見方などが学べます。


架空の金額も用意されているので、どうしたら利益が出て、いくつのロット数なら損益はどのくらい出るのかなど練習する事が出来るので便利です。


これからFXを始めようと思う方は無料で出来るデモトレードから気軽に練習して見て下さいね。