家庭用脱毛器を使う前の準備と頻度は?


家庭用脱毛器を初めて使用する方に出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思います。


全ての家庭用脱毛器の使い方が同じではない部分もありますので、細かい使用方法は取扱説明書に従って使用をお願いします。

脱毛する前に準備する事

脱毛エステや脱毛クリニックでも同じように、家庭用脱毛器でも前準備が必要です。


準備しておくと良いものは
  • 電気シェーバー
  • 冷却剤
  • 保湿剤

電気シェーバーは手動で剃るよりも肌を傷つけにくいのでおすすめです。


手動で剃ってしまうと肌に傷がつく場合もあり、脱毛器を使用した時に火傷などの肌トラブルを招く可能性もあります。


電気シェーバーは毛を1ミリ以下に剃ってくれて、肌に直接触れずに済みます。


お肌のバリア機能(角質層)を傷つけないようにするのも脱毛器を使用する前の大事な準備となります。


冷却剤はあった方が良いものです。


脱毛する前に冷却剤を使用する事で痛みなどを和らげる効果があります。


機種により必要になる場合もあります。


保湿剤はトリートメント終了後に使用して、赤みや痒みを抑制します。


私は保湿剤を使用しても痒みが出たので、肌質によって違いが出るかもしれませんね。


この辺まで準備が出来たらまずは毛を剃っていきましょう。

剃毛をする

脱毛器の光は毛のメラニン色素に反応しますので、あらかじめ剃毛をしておく必要があります。


万が一毛が伸びた状態で脱毛を行なっても脱毛器の光は毛の毛乳頭に届かず効果は得られません。


また毛が伸びた状態で脱毛を行うと毛に熱が残っていますので、そこに触れたお肌が火傷をする可能性もあります。


剃毛は必ず行いましょう。


電気シェーバーや除毛クリームなどで大丈夫です。


除毛クリームは合わない方も居ますので、合う方を選んでみて下さい。

剃毛をしてもすぐに脱毛を行わない

除毛をしたからと言っても直ぐに脱毛器の光を当ててはいけません。


これは除毛した時はお肌に負担を掛けています。また傷が出来ていたりする場合もあります。


この状態で脱毛器を使用するのは肌荒れの原因にもなります。


脱毛器を使用するのは、1日くらいおいてから使用しましょう。

最初は弱い出力で行う

まずサングラスをします。


大抵は付属していますが、付属していない場合は購入してでも必ずサングラスを付けましょう。


付属していない脱毛器もあるかもしれませんので、確認はしておくと良いですよ。


脱毛器には光の強さを調整出来る機種があります。


早めに脱毛効果を得たいと思って出力を強めにすると、痛くて続かない場合もあります。


最初は一番弱い出力で行い、徐々に上げていって痛みのあるところで辞めると良いでしょう。


最初に脱毛する部分を冷やしてから行うと痛みを和らげる事が出来ます。


冷却剤を使用する代表的な家庭用脱毛器はケノンがあります。


冷却剤を使用する説明が無い脱毛器も冷却剤を使用してダメな訳ではありませんので、痛みが強い方は試してみると良いですね。


(ほとんどの家庭用脱毛器はジェル不用ですが、脱毛器により使用する前に専用のジェルを使用するものもあります)


これにより痛みを和らげる事もできます。

終了後は必ず保湿を

脱毛が終わったとしてもまだやる事は残っています。


最後に保湿を行います。


保湿を行うのは熱によりダメージを受けたお肌はそのままにしておくと乾燥しやすくなり、痒みなどが出てきます。


それを補うのが保湿です。


基本的にはどんな保湿剤でも構いませんが、私がおすすめするのは抗炎症成分の配合された保湿剤です。


しかしご自身に合っている保湿剤があればそちらで良いと思います。

次に脱毛するまでの期間は?

通常脱毛サロンやクリニックでは約2〜3週間、もしくは1〜2ヶ月の間隔を空けてから次の施術を行います。


毛には毛周期があり、成長初期か成長期に行う必要がある為です。


この他の期間では脱毛効果がありません。


家庭用脱毛器は出力が控えめなので、週に1〜2回くらい行います。


そして徐々に間隔を空けていくようにします。


しかし人により毛の生え方は違いますので「少し伸びたかなぁ」というのを確認してから行うと良いと思います。


その際は剃毛を忘れずに行いましょう。

脱毛前に冷却した方が良い?

エステで脱毛する時は冷却ジェルを使用する事があります。


家庭用脱毛器はエステ程の出力が無い為、冷却ジェルは必要ありません。


しかしケノンの場合は保冷剤で照射する部分に冷却が推奨されています。


ケノンは出力が高い為、このように使用するのだと思います。


冷却する時間は5〜8秒程度。


あまり冷やし過ぎても脱毛の効果は弱くなります。


冷却する意味は痛みを和らげる事と肌トラブルを出来るだけ少なくする事です。


保冷剤の使用が推奨されている場合は、面倒でも必ず使用しましょう。

冷却が面倒な時は冷却機能付き脱毛器を選ぶ

冷却が面倒な方は、あらかじめ冷却機能が搭載された脱毛器を選ぶと良いでしょう。


冷却機能付き脱毛器は照射部分で冷やされる為、肌に当てるだけで効率よく冷やす事ができます。


いちいち冷却剤を使用しなくて良いので、手間もかなり省く事が可能。


トリートメントが終わった後も冷却機能によりお肌をクールダウン出来ます。


痛みとか火傷が心配な方にはおすすめですよ。

痛みが心配な方には連続ショットもおすすめ

連続ショットとは一回の照射で数回フラッシュさせる事が出来る機能です。


光が分散されるので、一つの光が弱くなります。


例えば光の強さが一回6ジュールであれば、3ショットなら一つの光の強さは2ジュールになるという事です。


実際には違うと思いますが、単純に考えればこのようになります。


この為、痛みを和らげる事も可能です。


デメリットは効果が弱くなる事です。


冷却機能や連続ショット搭載されている家庭用脱毛器は数少ないので選択の幅は狭くなりますが、痛みとかお肌の事を考えるのならば搭載されていた方が良い場合もあります。


使えるのは身体だけじゃない

基本的に脱毛(抑毛)するのは身体ですが、脱毛器により顔に使用出来る家庭用脱毛器もあります。


顔に使用する場合は出力が抑えられていますので、ポツポツした黒い毛穴のお手入れや美容器としての役割がメインです。


身体の脱毛だけでなく、美容器としても使用したい方には良い機能となっています。


顔に使用出来る部位は決まっていますので、基本的に目の周りや目より上には使用出来ないなどの注意点があります。



機種によっても使いやすさや機能が変わりますので、ご自身がどこまでの部位をトリートメントしたいのかを明確にして家庭用脱毛器を選んでみましょう。