丁寧にスキンケアを行っていても時間が経つとお肌がカサカサしている。
何故そのようになるのかホント不思議ですよね。
ここではそのカサカサの原因や解決法について考えていきたいと思いのて、ご参考程度にお読み頂けたらと思います。
お肌がカサカサするのは何故？
これはご存知の方は多いと思います。
そうです、お肌の乾燥ですね。
乾燥する原因は様々で
- 過度なクレンジングや洗顔
- お肌へ水分の与え過ぎ
- 年齢による皮脂膜や潤い成分の低下など
カッサカサしているのはお肌の水分が少ないのは勿論ですが、皮脂量も不足しています。
女性のお肌は男性に比べると皮膚は薄くなりますが、水分は多いんです。
しかし皮脂分泌量も少なくなりますから、お肌もカサつきやすいんですね。
なんで水分が多いのに乾燥しやすいの？
これは皮脂量にあります。
お肌の皮脂膜は水分が蒸散しにくいようバリア機能の役割も持っています。
ですからこの皮脂膜が少ない場合は水分が蒸散しやすいので乾燥しやすくなるんです。
男性は女性に比べて比較的乾燥を感じにくいと思います。
上記のような事が原因でお肌がカサカサする場合はありますが、問題はスキンケア(保湿ケア)の後にカサつく事ですよね。
クレンジングや洗顔はしているのにカサカサするのはお肌がどんな状態なのでしょうか。
保湿した後でもお肌がカサカサする
化粧水や美容液、さらには乳液などを使用してもお肌はカサカサする事があります。
お肌の一番表層は角質層となっています。
この角質層は雑菌などが入らないように守るバリア機能やお肌の潤いを保ってキレイに見せるなどの役割があります。
角質層は何層か重なっていて、要らなくなった角質は剥がれ落ちて日々新しい角質と入れ替わっています。
しかしお肌がカサカサとするのは、この角質層に他ならないのです。
どのような状態が考えられるのかと言うと、最表層の角質が剥がれ落ちずに残っている事が考えられます。
これがお肌のカサカサする原因と考えられます。
どのようなお手入れが必要？
ではお肌がカサカサする時には、どのようにお手入れしていけば良いのでしょうか。
まずは角質を整えるお手入れが必要になってきます。
ピーリングやクレンジング、洗顔などでゴシゴシする事で残っている角質を取り除く方が良いのでしょうか。
この時、剥がれ落ちずに残っている角質を取り除きたい気もしますが、これは間違いです。
先にもお伝えしましたが、角質は日々変わっていきます。
その角質は本当に不要な角質だったのでしょうか。
実はまだ必要な角質で、クレンジングや洗顔などのお手入れにより剥がれかけてしまった可能性もあります。
剥がれかけていても無理に取り除くような事はせずにそのままにして下さい。
これは必要な角質を取り除く事で修復しようと早まり、未熟な角質が作られる事もあります。
角質は自然に剥がれ落ちてカサカサしている部分は無くなっていくはずです。
それまでに行うのは丁寧な「保水」と
「保湿」になります。
どんな保湿をするのが良い？
保水や保湿のお手入れと言っても様々。
乾燥しているお肌や角質が乱れたお肌には、それらに対応している「しっとり」した化粧品が良いとは思います。
またライン使いなどでお手入れするのもありでしょう。
私個人的におすすめしたいのがシンプルなお手入れ。
- クレンジング(洗顔)
- 化粧水か美容液
- 美容オイル
これだけのお手入れで十分です。
シンプルにお手入れすると言っても一つではありませんので、ご自身に合った化粧品を使う事が重要です。
ただ化粧品はお肌につけ過ぎない事です。
お肌には自己修復機能がありますので、まずはそれに任せるのが正しいスキンケアではないかと思います。
ほんの少しお肌の手助けをしてあげるだけで良いと思います。
おすすめは「セラミド」配合の化粧品。
使用する方によりお肌に合う合わないがありますが、セラミドは保湿力が高いと言われています。
セラミドは角質層にもある潤い成分。
化粧品でお肌のセラミドを作る事は出来ませんが、角質層のセラミドに違い「ヒト型セラミド」なら高い保湿が期待出来ますので、お肌のバリア機能の手助けをしてくれるでしょう。
美容オイル
美容オイルは人気の高い美容法の一つです。
私個人的にシンプルなスキンケアをするのには欠かせません。
植物オイルを使用するのは余分な成分を含まないところ。
スキンケアの最後に使用する事でパックの役割も果たしてくれます。
またリノール酸やリノレン酸が豊富に含まれていますので、前日に使用すると翌朝はお肌がふっくらと仕上がるのも人気の理由。
メイクのノリも変わってくるはずです。
スキンケアの最後にお肌に1滴から2滴使用するだけです。
しかし中にはアレルギー反応を引き起こす場合もありますので、パッチテストは行った方が良いでしょう。
特に薔薇科の植物オイルを使用する場合です。
中でも比較的アレルギーが少ないのは
- ホホバオイル
- アルガンオイル
- オリーブオイルなど
この他にもありますが、代表的なオイルです。
デメリットはベタつきが少しありますので、好まない方も居ますね。
ホホバオイルやマカダミアオイルは比較的ベタつきが少なめです。
多少のデメリットはありますが、クリームや乳液などのように余分な物は含まれていませんので比較的お肌には優しくなります。
また、スクワランやワセリンなどもスキンケアの最後に使用しても良いですね。
最後に
このようにお手入れをする事で、角質は本来の型を取り戻していきます。
カサカサするので、過剰に水分を与えたり過剰な保湿をする必要はないと考えます。
私もお肌がカサカサしていた部分はこのシンプルなお手入れだけで改善した経験があります。
(全ての方に当てはまる訳ではありません)
スキンケアをしてもお肌がカサカサするのは角質が剥がれ欠けているからです。
焦らずにじっくりとお手入れをして角質を整えていきましょう。
ここでは化粧品のお手入れだけお伝えしていますが、インナーケアも忘れてはいけません。
化粧品だけでは角質を整えられません。
適度な運動で汗をかく事や食物もしっかり取り入れていきましょう。特にビタミンEやビタミンCが良いでしょう。
ビタミンEはお肌のバリア機能を助ける働きが期待出来ますので、ご参考までに。
また、お肌が硬いとかガサガサが治らない場合は専門の医療機関で相談するのが最優先です。