歯のホワイトニングで市販とクリニックの違いは?

歯のホワイトニングって良く聞くんですが、市販のホワイトニング機器とクリニックで行うホワイトニングは何が違うのでしょうか。


ホワイトニングって調べたらなかなか高価なんですよね。


どちらもそれぞれのメリットがあるようなので、そのあたりをお伝え出来ればと思います。

クリニックのホワイトニング

クリニックで行うホワイトニングは
  • オフィスホワイト
  • ホームホワイトニング
があります。


これらの違いは歯科医院で行うか自宅で行うのかに違いがあります。


しかし使用される薬剤に違いはありませんが、ホームホワイトニングの方が濃度は薄くなります。


もちろんクリニックで使用されているので、医薬品になります。


ホワイトニング剤は主に過酸化水素を使用して行います。


これを塗る事でフリーラジカルを発生させて、歯の中に着いた色素を分解していきます。


この他に両方とも併用したデュアルホワイトニングというのもあるそうですね。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトの特徴としては速攻性のあるものから1〜3ヶ月掛けてホワイトニングを行います。


速攻性のあるものはカウンセリング後、1〜2時間程で終了してしまいます。


早いですよね。


急いでホワイトニングを求める方にはオフィスホワイトニングがおすすめです。


しかしすぐに施術が行われる訳ではありません。


カウンセリングを行なったり、虫歯があればそれらを治療しなくてはならない場合もあります。


なので、すぐにホワイトニングが出来るものだと思って来院してみたけど、直ぐには出来なかったという事もあります。


まずは余裕を持ってカウンセリングを受ける必要がありそうですね。


オフィスホワイトニングは施術中に歯のトラブルがあっても医師が居るので安心して受けられるのも魅力の一つです。


すぐにホワイトニングをするのではなく、自宅で行いたい場合はホームホワイトニングがおすすめ。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングはその名前の通り、自宅で行います。


自宅なので気軽に自分のペースで出来るのが良いですよね。


とは言っても、一度は歯科医院でカウンセリングを行い薬剤の処方と歯に被せるマウスピースなどを貰わなければなりません。


マウスピースはご自身に合ったものを作成してもらうようになります。


ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングに比べて薬剤の濃度は薄く設定されています。


これは施術を行うのは自身(無資格者)が行う為です。


また薬剤の濃度は薄くなりますので、毎日約30分の使用が求められます。


この辺が続けられるかどうかですね。


効果が出るまでに人それぞれ違いますので、歯が白くなるまでは継続しなくてはなりません。


では長い時間薬剤を付けて置けば良いのでは?と思われるかもしれませんが、長く薬剤を付けておくよりも毎日30分間の使用の方が効果的であると言われています。


またホームホワイトニングの方が効果は長続きすると言われています。

どちらも医療行為

オフィスホワイトニングもホームホワイトニングも医療行為となりますので、自宅で手軽に行う事は出来ません。


必ず有資格のカウンセリングを受けてから行います。


なので薬剤も医薬品となっています。

ホワイトニングは保険適用外

歯のホワイトニングは保険の適用外となっています。


なので保険証は持っていく必要がありません。


自由診療のみなんですね。


自由診療はクリニックで金額を設定出来る為、それぞれに金額の違いがあります。


速攻性のあるものなら約7万〜10万円程。


期間が必要なものでも約3〜4万円くらいです。


この限りではありませんが、ある程度参考にしてみて下さい。

クリニックで行うホワイトニングにはメリットもある

高額なホワイトニングを行なったけども、施術後の白さに満足出来なかった!


もしくはマダラ模様になってしまったなど少なからずあります。


そんな時の為に全額補償を謳っているクリニックもあるんです。


全てのクリニックがそうではありませんが、そういった補償の充実しているところで施術してもらう方が断然お得ですよ。


だって満足出来なければ全額補償してくれるんですから。


もちろん補償の期間は長くて1週間程度と短いですが、どうしてもオフィスホワイトニングに満足がいかなかった場合は本当に有効です。


ただ補償の対象はオフィスホワイトニングのみ。


ホームホワイトニングは対処外なので、間違わないようにしましょう。


全額補償対象かはクリニックに確認か、ホームページなどに出ていますので忘れず確認して下さいね。

市販のホワイトニング機器との違いは?

市販のホワイトニング機器はクリニックで行うホワイトニングとどこが違うのでしょうか。


クリニックで使用するホワイトニング剤は過酸化水素や過酸化窒素と言われる医薬品です。


医療で使用される過酸化水素などは、歯に染み込んだ色素などを分解して白くしてくれる為、市販のホワイトニング剤には配合する事は出来ません。


では市販のホワイトニング機器はどのように歯を白くするのかと言うと、光を当てたりホワイトニング剤を使用するのは変わりありません。


ですが市販で使用されるホワイトニング剤はポリリン酸などが主です。


これらは過酸化水素などのように歯に染み込んだ色素を分解するのではなく、歯の表面に付着した色素を落とす効果が期待出来ます。


なのでクリニックなどで行うホワイトニングよりは効果が弱くなりますが、歯の持つ本来の白さに近づける事は出来ます。
(歯の白さは人により異なります)

ホワイトニングの効果が現れるのはどのくらい?

歯科で行うオフィスホワイトニングとホームホワイトニングはどのくらいで効果が現れるのでしょう。


これは一概に同じ期間とは言えませんが、オフィスホワイトニングは即日(その日)


ホームホワイトニングは約3ヶ月くらいで効果が現れ始めます。


特にホームホワイトニングを行う方は効果がなかなか実感出来ない場合もあり不安になるかと思いますが、毎日約30分〜1時間くらい継続して行うなう事で効果が現れ始めます。


市販のホワイトニング機器でも毎日継続プラスブラッシングを行う事で、約3ヶ月後(人により異なります)くらいには実感出来てくると思います。


なかなか続けないとならないのは手間が掛かりますが、黄ばんだ歯よりも白くなっている方が印象も良くなり清潔感が出ますよね。

ホワイトニングの持続期間は?

ホワイトニングの効果は永久に持続する訳ではありません。


オフィスホワイトニングで約3〜4ヶ月。


ホームホワイトニングで約6ヶ月くらいと言われています。


市販のホワイトニング機器でも持続するのは約3ヶ月くらいです。


ホワイトニングを行なった後でも定期的にケアを続ける必要がありそうですね。