お肌の為に野菜を中心に摂取している方も多いのではないでしょうか。
本当に野菜だけを摂取していればお肌に良いのかを考えていきましょう。
野菜に含まれる栄養素は?
いつも野菜を摂取していても、栄養素を知っているのと知らないのではお肌への影響が気分的に違ってきます。
では野菜には主に以下のような栄養素が含まれています。
- ビタミンA(βカロテン)
- ビタミンE
- ビタミンC
- ミネラル
- 食物繊維など
野菜から摂取するビタミン類はお肌にとても重要な役割を果たします。
様々な種類のビタミンやミネラルはそれぞれ役割がありますので、バランス良く摂取する事でその役割を最大限に活かす事もできます。
例えばビタミンEはビタミンCと一緒に摂取すると効率良く吸収されます。
単体で多く摂取するよりは様々な栄養素を取るようにするのは良い事なんです。
では野菜の栄養素がお肌へどのような役割を果たしてくれるのか見ていきましょう。
ビタミンAを含む野菜
ビタミンAは油に溶けやすい脂溶性ビタミン。
皮膚の形成を助ける働きが期待出来ます。
- ニンジン
- かぼちゃ
- ほうれん草
などの緑黄色野菜に含まれます。
ビタミンEを含む野菜
ビタミンEは脂溶性ビタミンとなります。
- ナッツ類(アーモンドなど)
- 赤ピーマン
- モロヘイヤ
などに含まれますが、サプリメントなどを併用すると効率良く摂取できます。
ビタミンCを含む野菜
ビタミンCは水溶性ビタミンです。
水に溶けやすく熱に弱いのが難点。なので工夫しないと効率よく摂取できません。
- パプリカ
- ブロッコリー
- ピーマン
- かぼちゃ
などです。
野菜を取るお肌へのメリット
野菜には豊富な栄養素が多く含まれていますね。
ではお肌へのメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
ビタミンA
お肌の形成を助ける為、バリア機能の役目を果たしている角質層を強くする働きがあります。
乾燥を感じやすいお肌は、バリア機能が正常に働いていないか角質層が薄い状態なんですね。
ビタミンAはこの角質を作る手助けをしてくれます。
ビタミンE
血行促進によりお肌の新陳代謝を高める働きや、優れた抗酸化作用によりお肌の老化を遅らせる働きが期待出来ます。
お肌の新陳代謝が高まれば、古い角質から新しい角質へ生まれかわりバリア機能が正常に保たれます。
またビタミンEが不足すると肌トラブルも引き起こされる可能性がありますので、こまめに摂取すると良いでしょう。
ビタミンCと一緒に摂取する事で効率良く吸収する事が出来ます。
ビタミンC
ビタミンCはお肌にとって積極的に取りたい成分。
お肌のハリを保つコラーゲン生成を助ける働きや抗酸化作用によるお肌の老化抑制も期待出来ます。
また紫外線により活性されるメラニン色素の抑制も期待出来ますので、美白成分としても有名です。
しかしビタミンCは体外に排出されてしまうので、こまめに摂取する必要があります。
鉄分の吸収を助けますので、鉄分を含む野菜と一緒に摂取するのも良いでしょう。
ミネラル
鉄分、亜鉛、マグネシウムなどがあります。
ビタミン類だけでなく、このミネラルもお肌には必要な成分です。
ミネラルはお肌の新陳代謝を助けたり、肌荒れを抑制するなどとても重要なもの。
効率よく摂取するにはサプリメントを併用するのが良いです。
野菜中心の生活の時に注意する事
野菜がお肌に良い事は間違いありません。
ですが野菜中心の生活だけではお肌を作る事は出来ません。
お肌を形成しているのはタンパク質です。
タンパク質はお肉などから摂取する事が出来るので、お肉も重要な栄養素。
お肉の他にもカツオやマグロなど魚介類からも摂取する事が出来ますので、お肉を控えている方はこちらからの摂取が望ましいです。
またこのタンパク質不足の他にお肌のバリア機能を果たしている皮脂の分泌量が低下する可能性があります。
皮脂膜はお肌を雑菌から守ったり、乾燥を抑えアルカリ性に傾かないように保護してくれる重要なもの。
皮脂を嫌う方は多いのですが、これが無ければお肌はガサガサになってしまいますね。
なので適度にお肉やお魚を食べる事はお肌にとってとても重要になります。
しかしながら皮脂分泌量が多いと感じる方や熱い夏の日に摂取するのは抑えた方が良いかも知れません。
逆に乾燥が気になる方は少し摂取する量を増やしてみてはいかがでしょう。
注意したいのは野菜のみの食生活にならない事です。
生野菜の方が良い?
野菜は生で食べるのと熱を加えて食べるのはどちらが良いのでしょうか。
生野菜のメリット
野菜はやっぱり生で摂取する方がビタミン類を壊さず効率良く取れます。
これこそが野菜を生で食す最大のメリット。
水溶性であるビタミンCは熱にとても弱いので、お肌の為に摂取しようと炒めては意味がありません。
生のままでは食べにくい野菜もありますので、ジューサーを利用するのも一つの方法です。
しかし生野菜のデメリットがない訳ではありません。
生野菜は身体を冷やす作用があります。過剰に摂取しなければ問題ありませんが、冷え性の方は摂取する量を調整しましょう。
また消化吸収が悪い(お腹に溜まりやすい)ので、体調が優れない時に摂取するのは控えた方が良いでしょう。
この場合は温野菜にするなど工夫が必要です。
温野菜のメリットとしては消化吸収が良いところにあります。
先に記載した水溶性ビタミン類は溶け出してしまいますが、スープにすれば効率良く摂取出来ます。
生野菜も温野菜もメリットとデメリットがありますので、体調に合わせて食すのが良いです。
忙しくて野菜を取れない方に
野菜をバランス良くなんて続かない方もいます。
私も毎日野菜やタンパク質をバランス良く揃えてたり、料理するのは正直難しいなと思っています。
いくらお肌や健康の為でも厳しいかな。
そこで見つけたのが、宅配食です。
ポイントは買い出しへ頻繁に行かなくて良い事です。
これホントに助かります。
毎回何を作ろうか考える必要が無いので、週に二回はこちらの宅配食を食べます。
この宅配食は冷凍で届くのですが、買い切りも出来ます。必ず定期購入でなくてもいいんですね。
しかも栄養士監修による食事なので、自分で栄養バランスを考えなくても良いので助かりますね。