一般自転車の空気入れ選び方とバルブの種類

自転車の空気入れも種類があり、選ぶ時に迷っていませんか?空気入れは自転車のバルブ形状が分かっていれば選びやすくなります。


バルブとは自転車の空気を入れる部分です。
まずは自転車バルブの形状から覚えていきましょう。

自転車には3種類の形状がありますが、今回はママチャリに付いているバルブについてご説明していきます。
自転車の英式バルブ
自転車の英式バルブ

こちらが英式バルブ。一般自転車(ママチャリ)はこのバルブが付いています。

バルブはこんな感じで構成されています。

キャップは水滴から中の虫ゴムを劣化から防ぐ為にあります。

トップナットはバルブコアをバルブ内に固定するものです。

バルブコアには虫ゴムが装着されていて、この虫ゴムによりチューブ内の空気が漏れないようになっています。

虫ゴムは劣化してくるとバルブ内で切れて空気が漏れてしまいますので、長期間交換していなければ虫ゴムを交換しましょう。
虫ゴムのみやバルブセットでも販売もされています。

虫ゴムはバルブコアの根元までしっかり差し込みましょう。水を付けると差し込みやすくなります。自転車の英式バルブの仕組みは理解していただけましたでしょうか?

では次に英式バルブに合う空気入れを見てみましょう!

自転車の空気入れの種類

空気入れの種類には大きく分けると

  1. フロアポンプ
  2. 携帯ポンプ
  3. フットポンプ
に分けられます。

これがフロアポンプです。一般自転車(ママチャリ)に使用するのはこのタイプが多いですね。


このタイプの特徴は一度にたくさんの空気が入れられるという事です。


しかし上半身を使って入れるので結構疲れ易いというデメリットもあります。ただ、どの空気入れを使ってもある程度の疲労は溜まりますので覚えておきましょう。

ちなみにタンクのような物は空気を入れた時に軽い力で入れられるよいに工夫された減圧タンクです。
タンクがない物と比べて空気を入れる時に少しは楽になります。

ホースの先は一般的に2種類があります。こちらは英式バルブのみに対応した空気入れです。英式専用空気入れとなっていればほとんどがこのような形になっています。

使い方は洗濯干のピンチのように挟んでバルブに合わせます。この時、空気を入れる部分がズレていると空気が漏れて上手く入らないので、バルブの先に空気入れの丸い部分が合うように挟みましょう。

このようにピッタリと合うように挟めば空気漏れもありません。

こちらのポンプは英式バルブと米式バルブ兼用ポンプです。洗濯干しのピンチみたいな物が英式バルブ専用口金です。


これを差し込まずに使用すれば米式バルブ対応になります。このタイプの空気入れにはボール専用口先と浮き輪対応口先が付いている場合があります。

米式バルブとは車やバイクに付いているバルブです。マウンテンバイクには米式バルブが付いているものもあります。

では、英式バルブに使うには?というとこの英式バルブ専用口金を米式の口先に差し込んで使用します。


この時必ずレバーロックをしてください。

レバーロックをしないで行うと空気を入れた時に口先が外れてしまいます。必ずレバーを倒してロックをして下さいね。

空気入れの種類によってはレバーを立ててロックするものもあるので、必ず使い方を読む事が大切です。

これはレバーを倒してロックする空気入れです。画像は英式バルブ口金を差し込み、外れないようレバーを倒してロックしてあります。

使い方は上記で記載したようにバルブに挟めば空気がいれられます。


空気入れの素材は色々あります

鉄製の空気入れが一般的に販売されていますが、アルミ製やプラスチック製まであります。


機能的な差はありませんが、持ち運びなどに便利です。安価な鉄製は主に海外製です。

日本製の物もあるので出来ればこちらのタイプをおすすめします。ホースなどの部品が丈夫で安価な物より長持ちします。

持ち運びする場合はかるいアルミ製かプラスチック製が良いですね。ただし本体の耐久性は落ちてしまいます。

私はプラスチック製を使用していますが、4年位は使えてますよ。
一般自転車のみに使用するのであれば、英式・米式兼用ではない方が良いです。

ロックしなければならないのと米式の口先が弱いというデメリットもあるからです。

劣化するとロックが出来ずガタが出てきます。
なので英式専用がおすすめです。
以上、英式ポンプ選びに役立てば嬉しいです。